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6年めに入ったLINE ショッピングやAI活用など新戦略を多数発表

6年めに入ったLINE ショッピングやAI活用など新戦略を多数発表

LINEは6月15日、事業戦略説明会イベント「LINE CONFERENCE 2017」を開催。コミュニケーションアプリの「LINE」に関する新たな機能やサービス、そして今注目される人工知能(AI)関連の取り組みなど、新たな動きが発表され、盛りだくさんのイベントとなりました。

サービス開始から6年めを迎えるLINEは、日本のほかにも台湾やタイ、そしてインドネシアで高い人気を獲得しています。現在、主要4か国・地域における月間アクティブユーザー数は1.7億人、1人あたりの利用時間は40.2分に達し、メッセージの1日あたりの最大送受信回数も270億件以上にのぼるとのこと。非常に多くの人に利用されていることがわかります。
 
そこでLINEは、次の5年間に向けた3つのビジョンを新たに打ち出しました。

1つめは「Everything Connect」。今まで以上に人と人、人と企業などとのつながりを重視することです。

これを実現する新たな機能のとして考え出されたのが、「チャットアプリプラットフォーム」の提供です。これはトーク機能に、さまざまプラグインを追加して機能を拡張できるもの。デモでは簡単な予定管理や、ゲームなどのプラグインが紹介されていました。
 
もう1つの新機能がタブの変更です。従来「ニュース」タブがあった位置に「ポータル」のタブが用意され、ポータルサイトのようにニュースや音楽、マンガなどさまざまな情報をチェックできるようになります。また「その他」タブの位置には「ウォレット」タブが設けられ、ここにLINE Payに関する機能やサービスが集約されます。じょれにより、LINE Payが一層使いやすくなります。
 
人と企業とのつながりを広げるサービスとして、新たに提供されるサービスの中でも代表的なものが「LINEショッピング」です。LINEショッピングではLINE上で商品や店舗を簡単に検索でき、そこから販売元のWebサイトにアクセスして商品が購入できます。LINEショッピング経由で購入することにより、最大20%のLINEポイントが手に入るという、お得な特典も用意されるようです。

さらにもう1つ、大きな発表がありました。それは、行政とのつながりを強化する施策です。

内閣府が運営するWebサービス「マイナポータル」と連携し、LINE上で「マイナちゃん」の公式アカウントとやり取りをすることにより、全国の行政サービスを横断的に利用できるようになるとのこと。実際の申請や手続きは、LINE上で提示されたURLからマイナポータルへアクセスし、そこからマイナンバーカードを用いた手続きをするので、LINE上に個人情報やマイナンバーは残らない仕組みです。

会場では高市早苗総務大臣が登壇し、提携に至った経緯について説明しました。マイナポータルはもともとPC向けのサービスとして提供していましたが、「疲れて帰ってPCの電源を入れ、カードリーダーを接続してマイナンバーカードを読み取るのは大変」とのことで、マイナポータルをスマートフォンでも利用できるよう進めてきたそうです。今回の取り組みに関しては、特に保育園の入所手続きに利用されることが多い時期に向けて、準備をしているとのことでした。

2つめのビジョンは「Everything Videolized」。コンテンツの動画化を推し進めるというものです。

代表的な施策として打ち出されたのが、現在アプリで提供されている「LINE LIVEプレーヤー」を、LINEのアプリ内で利用できるようにするというもの。アプリをダウンロードしなくてもLINE LIVEが楽しめるので、よりLINE LIVEが利用しやすくなるといえるでしょう。

そして3つめのビジョンは「Everything AI」。LINEは今年の2月に、親会社である韓国のNAVERと、クラウドを活用したAIプラットフォーム「Clova」を共同開発していることを発表しましたが、今回はそのClovaを利用するためのデバイス「WAVE」が発表されました。

WAVEは米国などで人気となっている、AIを利用し、声で話しかけることで操作できるスマートスピーカー。好みの曲やシーンに合わせた曲など、さまざまな方法でLINE MUSICの楽曲を再生できます。それに加えて、ニュースや天気をチェックしたり、家電を操作したり、LINEのトークの操作も可能。Clovaを用いて声でさまざまな操作ができるのが特徴です。価格は15,000円で、発売は秋頃の予定ですが、正式発売に先駆け、音楽の機能に絞ったものを今年の夏に10,000円での先行販売する予定だそうです。

なお、LINEではWAVEのほかにも、LINEの人気キャラクターの形をした「CHAMP」や、ディスプレイを備えた「FACE」など、いくつかのスマートスピーカーの投入を予定しているとのこと。

また他社との協業に関しては、ソニーモバイルコミュニケーションズと耳に装着するウェアラブルコミュニケーションデバイス「Xperia Ear Open-style」などで連携を進めていることや、新たにヤマハと共同で、歌声合成技術の「VOCALOID」とClovaを連携させた新たな楽曲創作について、共同研究を進めることなどが明らかにされました。

Clovaを活用した取り組みに関して、LINEは今回、さらに2つの大きな発表を実施しています。

まず、トヨタ自動車と、車載機器とスマートフォンを連携させる規格「SDL」を活用し、音声アシスタントなどによる自動車向けサービスの実現に向けた協業を進めていくこと。

また、伊藤忠商事とファミリーマートとの業務提携をします。両社はClovaをはじめとしたLINEの各サービスと連携を進め、新たな製品や技術、サービスを開発していく予定。デモ映像では、顧客の好みに合いそうな商品を店頭ですすめ、レジを通すことなくLINE Payで決済できる様子などが紹介されていました。

ファミリーマート代表取締役社長の澤田貴司氏は「いちばん大事にしているのは、ファミリーマートの加盟店の人たちが働いている姿。色々なテクノロジーを導入して働いている人がよろこんで仕事をすることが重要」とコメント。顧客だけではなく、加盟店のオーナーなどが快適に働く環境を作るための提携であることが、明らかにされました。

※文中の価格は、すべて税別です。

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この記事の執筆者

佐野正弘

佐野正弘

エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在は業界動向から、スマートフォン、アプリ、カルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。

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