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格安スマホの容量不足を解決する外部ストレージとは?アプリで使える無料オンラインサービスも紹介

格安スマホの容量不足を解決する外部ストレージとは?アプリで使える無料オンラインサービスも紹介

動画やゲームをはじめ、重いデータがどんどん増加しているスマホのコンテンツ。それに伴い大容量のROMを内蔵した最新機種も登場しています。一方、最近話題の格安スマホを実現するMVNOユーザーでは、スペックを抑えたSIMフリースマホの購入をはじめ、キャリアで使用していた旧式スマホの再利用といった動きも見られます。そうした機種では、もともと内蔵しているROMの容量が少なくて、いつのまにか写真が撮れなくなったり、アプリがダウンロードできなかったり、といった場面も。 

今回は、こうしたスマホの容量不足を解消する一手段として、スマホで使えるSDカードやUSBメモリ、外付けHDDといった外部ストレージについて、いくつかの製品も交えて説明します。加えて、データを持ち運ぶことなく利用できる便利なオンラインストレージについて、無料で使える各種サービスも紹介します。

1.断捨離できない写真や動画もまとめて外部ストレージに保存

写真や動画をまとめて外部ストレージに保存

スマートフォンを使っていて、「容量が不足しています」「~GB以上の領域が必要なためインストールできません」などのメッセージが表示されたことはありませんか?このメッセージは、スマートフォンに内蔵されるROM(内部ストレージ)の空き容量が残り少なくなってしまった状態を伝えているものです。そのため、写真を撮影したくても、新しいアプリをインストールしたくても、データを保存することができないため、きちんと動作してくれないことも。

最近のスマートフォンは、ハイスペックな製品ならROMが128GB~256GBも備わっており、自動的に不要なデータを削除するファイル管理機能もあわせ持っているので、空き容量の不足が問題になることは少なくなりました。一方、以前のスマートフォンや、いわゆる格安スマホは、ROMが16GBや、中には8GBしかない製品も見受けられます。参考までに、最新版のiPhone7と廉価版となるiPhone SEに加え、格安SIMサービスを提供するMVNO「OCNモバイルONE」において取り扱いのある、HUAWEI P9 lite、Arrows M03、g06(gooのスマホ)の人気格安スマホ3機種について、ROM容量などを比較してみました。

発売日 ROM(GB) 参考価格(税抜)
iPhone 7 2016年9月 32/64/128/256 72,800円(32GB)~
iPhone SE 2016年3月 16/64 44,800円(16GB)~
HUAWEI P9 lite 2016年6月 16 23,800円(SIMパッケージ込み)
Arrows M03 2016年7月 16 32,800円(SIMパッケージ込み)
g06(gooのスマホ) 2016年9月 8 7,800円(SIMパッケージ込み)

表にあるように、もしお使いのスマートフォンでROMが16GB以下しかない場合、動画撮影やオンラインゲームのインストールといった大容量コンテンツの保存を頻繁に行っていると、スマートフォンが容量不足に陥る可能性は高いといえます。こうした場合、まずROMの空き容量を増やすべく、画像や動画データの削除や、アプリのアンインストールといった方法を試みる人も多いでしょう。もちろん、こうした対応によってROMの空き容量不足が解消されるだけでなく、その後スマートフォン自体の動作がスムーズになった、というメリットもあるので、不要データの削除については定期的に行うことをおすすめします。

【参考記事】
・スマホが重い!そんな時に役立つ「ブースト」とは?仕組みと対策アプリまとめ


しかし、これまで撮りためた思い出の写真や動画、楽しく遊んできたアプリの中から、とっさに必要か不要かを判断して削除する“断捨離”は心情的にも難しいものです。加えてROMでは、あらかじめOSやプリインストールアプリが使用している状態から残りの容量が割り当てられるので、そもそもROMが16GB以下の場合、最初から空きが数GB程度しかない状態も生じます。こうした状態では、いくらデータを削除しても、またすぐに容量不足のメッセージが表示され、同じことの繰り返しになるのは明らかです。

こうしたROM容量の制約に対応する方法の一つに、ROM以外の記憶装置である外部ストレージの活用が挙げられます。 

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2.コンパクト、扱いやすさ、大容量、さまざまな特長を持つ外部ストレージの種類

ストレージとは、英語で貯蔵や保管といった意味のほか、コンピュータ用語としてハードディスクなどの記憶装置を示しています(goo辞書より)。スマートフォン本体の価格やサイズに左右されるROMのスペックとは異なり、文字通りデータの倉庫として容量を拡張できる点が外部ストレージのメリットです。

このうち今回は、スマートフォンで使用できる外部ストレージとして、SDカードとUSBメモリ、Wi-Fiポータブルストレージについて、NTTグループのオンラインストア「NTT-X Store」で人気の製品から、いくつか具体的な製品を例に、それぞれの特長を説明します。

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2-1.小型大容量でAndroidユーザー御用達のSDカード、iPhoneで使えるアダプタも

AndroidスマートフォンユーザーにはおなじみのSDカード。携帯電話をはじめ、タブレットやPC、デジタルカメラ、音楽プレーヤーといった、多くの電子機器でデータの保存を行うことができます。正式にはSDメモリーカードと呼ばれ、スマートフォンではサイズの小さなmicroSD規格のカードが用いられています。さらに、容量によってSD/SDHC/SDXC、読み書きの速度によってノーマルスピード (NS)とハイスピード(HS)のSDスピードクラス、およびウルトラハイスピード(UHS)スピードクラスに分類され、容量や規格によってスマートフォンでの対応の可否が異なります。

例として、2016年7月に発売のハイスペックAndroidスマートフォン「Galaxy S7 edge」では、容量が最大256GBのMicroSDXCカードに対応しています。上述したミッドレンジスマートフォン「HUAWEI P9 lite」と「Arrows M03」においても、それぞれ最大128GB/200GBのMicroSDXCカードに対応しています。このように最大容量こそ異なりますが、スマートフォンのスペックにそれほど左右されず、動画や写真といった大容量データを大量に保存できるのも魅力の1つです。このSDカードについて、一例を紹介します。


●アイ・オー・データ機器「UHS スピードクラス1対応 microSDXCメモリーカード128GB EX-MSDU1/128G」

アイ・オー・データ機器「UHS スピードクラス1対応 microSDXCメモリーカード128GB EX-MSDU1/128G」

UHS-I規格およびUHS スピードクラス1に対応した容量128GB のmicroSDカード。スマートフォンやタブレットに挿入することで、1曲8MBの音楽なら約16,000曲、1分間あたり210MBのフルHD動画を約9時間40分保存できます。

高速で安定したデータ転送を実現するUHS スピードクラス1およびClass 10に対応し、UHS-I対応機器で最大104Mbps(規格値)の読み書きを実現し、UHS-I非対応機器でも10Mbpsの転送速度が保証されています。添付のSDカード変換アダプタを装着することで、ビデオカメラや一眼レフカメラなどでも使用できるほか、SDカードスロットを搭載するPCへのデータコピーなども容易に行えます。

また、iPhoneにはSDカードスロットは搭載されていませんが、Lightningコネクタに差し込むことでSDカードの読み書きが行えるアダプタが発売されています。


●Logitec「Lightningメモリリーダライタ/SD+microSD対応 LMR-MB08SV」

Logitec「Lightningメモリリーダライタ/SD+microSD対応 LMR-MB08SV」

Appleの正規ライセンス「Made for iPod/iPhone/iPad」を取得したLightningカードリーダライタ。このアダプタを介してSDカードに写真や音楽、動画の転送・バックアップができるほか、SDカードに保存した動画や音楽ファイルをiPhoneやiPadで再生することができます。

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2-2.頑丈で扱いやすいUSBメモリ、超高速データ転送できる最新規格も登場

データの持ち運びに便利なことからPCの外部ストレージとして使用されることの多いUSBメモリですが、背面カバーなどを開けることなくデータのやり取りが行える使い勝手の良さと、コンパクトで耐久性もあることから、USBホスト機能(OTG)を備えたスマートフォンに向け、MicroUSBやiPhoneのLightningコネクタを兼ね備えた製品も普及しています。

このUSBについて、現在では最新の規格であるUSB3.1 Gen2に対応した製品が登場しています。このUSB3.1 Gen2では、転送速度がUSB2.0の理論値最大480Mbpsと比べて、20倍以上となる同10Gbpsまで高速化されています。この規格に対応したUSBメモリでは、従来の8GB~16GBといった小容量のものから、64GB~128GBの大容量製品まで普及しており、差し込む際に上下の向きを気にすることなく使用できるモバイル向けType-C端子も採用されるなど、大容量化が進むスマートフォンのデータを素早くやり取りするのに便利となりました。

このスマートフォン対応USBメモリについて、一例を紹介します。


●ADATA「USB 3.1 Type-C & USB 2.0/3.0 Type-A両対応 OTGデュアルコネクタ フラッシュドライブ ゴールド/64GB AUC350-64G-CGD」

ADATA「USB 3.1 Type-C & USB 2.0/3.0 Type-A両対応 OTGデュアルコネクタ フラッシュドライブ ゴールド/64GB AUC350-64G-CGD」

最新規格USB 3.1 により、読み出し最大100Mbps、書き込み同30Mbpsを実現し、50GBのコンテンツを約40 秒で転送できる容量64GB のUSBメモリ。USB 2.0/USB 3.0 との互換性を維持しており、標準の Type-A USBとリバーシブルで使えるType-Cコネクタをワンタッチで切り替えできるので、PCやMacBookに加え、Androidスマートフォンでのファイルや写真、動画の移行・保存などに役立ちます。

【関連Q&A】
・アンドロイド端末とマイクロSDカードの関係
・アイフォーン5(64G)を買って4年ですがあまり使わないのでまだ47G残っています。買い替える場合はどうなるのですか?
・スマートフォンにUSBメモリを接続したい!

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2-3.安価に大容量データが保存できるポータブルHDD、Wi-Fi搭載タイプも

もはやPCの外部ストレージにとどまらず、TVの録画にも用いられるほど一般化した外付けHDD。上述したSDカードやUSBメモリといったフラッシュメモリを用いたデバイスとは異なり、ハードディスクにテラバイト(TB)級の大容量データを比較的安価に保存できるのが特長です。一方、HDDでは磁気ディスクと磁気ヘッドからなる駆動装置を内蔵しているため大型になりやすく、加えて振動や衝撃によってデータの読み書きが不安定になるなど、従来は単体での持ち運びに不向きな製品でした。この外付けHDDのディスクを小型化して衝撃に強い筐体で被うなど、持ち運びできるようにしたのがポータブルHDDという外部ストレージです。

さらに、ポータブルHDDにWi-Fiを搭載し、内蔵したバッテリから充電も行えるといった、スマートフォンなどのモバイル機器に便利な機能を追加したWi-Fiポータブルストレージも登場しています。

このWi-Fiポータブルストレージについて、一例を紹介します。


●バッファロー「ミニステーション エア Wi-Fi接続ポータブルHDD 2TB HDW-PD2.0U3-C」

バッファロー「ミニステーション エア Wi-Fi接続ポータブルHDD 2TB HDW-PD2.0U3-C」

スマートフォンなどのWi-Fi搭載機器と直接ワイヤレスでデータ送受信ができるポータブルHDDストレージ。日常生活における衝撃や振動への対策を考慮した設計を採用し、スマートフォンからSDカードやUSBメモリを抜き差ししたり、PCと接続したりする必要がなく、手軽にデータの移行やバックアップが行えます。さらに、スマートフォンで撮影した写真を自動でバックアップする自動アップロード機能を備えており、保存したデータのサムネイル表示やフォルダ別表示にも対応するなど、大量のファイルを整理するときにも役立ちます。

加えて、保存した動画や写真・音楽などのデータをTVやオーディオプレーヤーなどのデジタル家電で視聴できる「DLNAサーバー機能」を搭載。内蔵バッテリにより最大10時間の連続動画再生ができるほか、スマートフォンの電池が切れてもUSBケーブルで接続すればモバイルバッテリとしても使えます。

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2-4.その他の外部ストレージ~自宅のさまざまな機器をネットワーク化してコンテンツを保存・活用


その他、スマートフォンのデータを保存できる外部ストレージとして、ネットワーク接続ストレージ(NAS:Network Attached Storage)と呼ばれる機器があります。 NASとは、その名の通り自宅やオフィスのLANに接続することで、さまざまな機器からデータの保存や共有が行えるもの。上述したSDカードやUSBメモリ、ポータブルHDDとの違いとして、PCのようにCPUやOSを搭載しているため、複数の機器から同時にアクセスしてもデータのやり取りがスムーズに行えるのが特長です。 NAS自体は、基本的に自宅やオフィス内に固定して設置されますが、保存しているデータにインターネット上からアクセスできるように設定しておくことで、LTE/4Gといったモバイルネットワークや公衆Wi-Fiなどを通じて、リモートでコンテンツの保存や再生が行えます。加えて、NASに保存したデータだけでなく、同じLAN上で接続されているPC内の音楽や動画コンテンツを外出先からスマートフォンで視聴するといった使い方もできます。

このNASについて、一例を紹介します。


●Synology「DiskStation デュアルコアCPU搭載多機能パーソナルクラウド 2ベイNASキット HDD非搭載モデル DS216j」

Synology「DiskStation デュアルコアCPU搭載多機能パーソナルクラウド 2ベイNASキット HDD非搭載モデル DS216j」

デュアルコアCPUを搭載し、暗号化処理を行いながら読み取り112.5 Mbps、書き込み107.43 Mbpsを実現したNASキット(HDD非搭載モデル)。ドライブベイを2つ備えており、最大20TB(10 TB×2)のHDDが搭載できるほか、2つのUSB 3.0 ポートでさまざまな外部ストレージに高速ファイル転送が可能です。 Windows PCやMac、Linuxをはじめ、iOS、Android、Windowsモバイルを含めた複数のデバイス間でファイル同期が行えるほか、後述するGoogle DriveやMicrosoft OneDrive、Dropbox、Boxなどクラウドストレージとの同期も行えます。

また、保存されたファイルを共有、管理するツール「File Station」を用いて、ドラッグ・アンド・ドロップ操作でデバイスにデータをアップロードしたり、リンクを送信するだけで、他のユーザーとファイルやフォルダを共有したりすることも可能です。加えて、NASに保存されたコンテンツにスマートフォンからアクセスするための、さまざまな専用アプリが用意されています。このうちDS videoアプリは、NASに保存された動画コンテンツをTV にストリームできるほか、あらかじめコード変換してダウンロードしておくことで、スマートフォンからオフラインで視聴できます。

また、アプリ「DS photo」によって、スマートフォンで撮影した写真をNAS に自動アップロードして、すぐにバックアップや共有ができます。

●バッファロー「デジタルフォト・アルバム おもいでばこ 1TB PD-1000」

バッファロー「デジタルフォト・アルバム おもいでばこ 1TB PD-1000」

ほかにもユニークな製品として、写真や動画といった思い出につながるコンテンツを大量に保存するのに便利な、バッファローの「おもいでばこ」があります。

スマートフォンで撮影した写真や動画を、USBケーブルやWi-Fi、SDカード経由に加えて、機器同士を直接ワイヤレス接続して保存する「おもいでばこスポット」機能を搭載。一眼レフなどのデジカメやビデオカメラ、すでにPCや外付けHDDなどに保存済みの写真や動画も、最大40万ファイルまで一括して整理できます。また、家庭内のWi-Fiネットワークに接続したプリンターからフォトブックを作成して印刷したり、写真共有サイト「フォト蔵」にアップロードして家族と共有したりと、ネットワーク機能も充実しています。

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3.どこからでもアクセス、誰とでも共有できるオンラインストレージサービス(クラウドストレージ)とは

オンラインストレージサービス(クラウドストレージ)とは

これまでは、外部ストレージのように自分の手元にあるデバイスにデータを保存、管理する方法(オンプレミス)について説明してきました。それに対して、データセンターといった大規模なサーバーにオンラインでデータを保存し、必要に応じてネットワークからアクセスして利用する、クラウド型のストレージサービスも普及しています。ここでは、このオンラインストレージサービス(クラウドストレージ)について説明します。

すでにビジネスの現場においては、メールや添付ファイルによる情報のやり取りに変えて、ネットワーク上で複数のユーザーがドキュメントやファイルにアクセスできるようにすることで、スムーズ な共同作業やコミュニケーションを実現するといった効率的な情報伝達を行っています。さらに、情報管理面で、データ消失に備えて自前で予備のサーバーを用意するだけでなく、オンライン上でのバックアップとして活用できる点にも注目が集まっており、データ活用の利便性を低コストで高めることができるメリットも期待できます。

このオンラインストレージサービスには、ビジネス向けの有料サービスや、光回線などの自社サービス利用者向けに提供されるオプション以外に、主に個人での使用に適した無料サービスも各種提供されています。これらの無料サービスを活用すれば、上述したSDカードやUSBメモリといった外部ストレージを所持しなくても、コストをかけずにGBクラスのデータ保存スペースが使用できます。

加えて、旅行先などで撮影した写真や動画などのデータを直接アップロードすれば、スマートフォンのROM容量を確保するだけでなく、その場で友人と共有するといった利点もあります。他にも、スマートフォンのオフィス系アプリと連携することで、PCで作成、保存したドキュメントをオンライン上で編集、アップデートして共有するという使い方もできます。

【関連Q&A】
・クラウドって??

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3-1.iOS/Androidアプリで使える無料オンラインストレージサービス5選(MEGA、Dropbox、Google Drive+Googleフォト、OneDrive、Box)


こうしたオンラインストレージのうち、iPhoneやAndroidスマートフォンアプリから誰でも無料で使えるサービスについて代表的なものを5つ挙げ、それぞれの特長について紹介します。


●基本機能を備えた無料オンラインストレージの定番「Dropbox」

無料オンラインストレージの定番「Dropbox」

PCをはじめ、iOS、Android、Windowsモバイルなどで使えるオンラインストレージサービス。Dropbox Basicプランでは当初2GBの容量を無料で使用できます。この容量は他のサービスと比べて少ないですが、スタートガイドの閲覧を完了したり、他のユーザーにDropboxサービスを紹介したり、あるいはFacebookやTwitterのアカウントをDropbox にリンクしたりすることで、最大16GBまで容量を増やすことができます。

このオンラインストレージに保存できるファイルですが、ユーザー個人の写真や動画、音楽をはじめ、オフィス系のファイルも保存できるので、ムービーや音楽のストリーミング再生や、外出先でドキュメントを閲覧することも可能です。また、YahooメールとGmailからのメール送信時に、Dropboxに保存されているファイルやフォルダへのリンクを追加することもできます。

スマートフォンからファイルをアップロードするには、アプリから保存先フォルダを選択してアップロードするファイルにチェックを入れ、アップロードボタンを押すだけで簡単に行えます。加えて、写真や動画ファイルについては、カメラアップロード機能を使うことで自動的に保存できるので、より簡単にバックアップや共有が行えます。

スマートフォンからDropboxに保存されているファイルにアクセスするには、基本的にはモバイルネットワークやWi-Fiといったオンライン状態で、その都度アクセスする仕組みとなっています。ただし、必要に応じてファイルにオフラインアクセスを許可しておくことで、オンライン状態の時にあらかじめファイルがスマートフォン内にダウンロードされるため、オフライン状態でもファイルを実行できます。


●Officeドキュメントとの連携に最適な「OneDrive」

Officeドキュメントとの連携に最適な「OneDrive」

Microsoftが提供するオンラインストレージサービス。無料プランでは容量5GBまで保存することができます。Windows 10モバイルではOneDriveアプリがプリインストールされているほか、iOS/Android用のアプリも用意されています。このオンラインストレージの特長として、デバイスにOfficeアプリがインストールされていない場合でも、Office Onlineアプリを利用して、OneDrive に保存されたWord / Excel / PowerPointなどOfficeファイルへのアクセスや作成、共有、共同作業がブラウザ上で行えます。

ファイルのアップロードはアプリから簡単に行えるほか、Dropboxと同様にスマートフォンで撮影した写真や動画を自動的にアップロードする機能も備えています。保存されたファイルについては、スマートフォンにダウンロードして実行する以外に、ムービーや音楽ファイルをストリーミング再生できます。ファイルの共有方法は、メールによる招待やリンクの送付に加えて、添付ファイルとして送信することもできます。


●画像編集系など多彩なファイル形式をプレビューできる「Box」

多彩なファイル形式をプレビューできる「Box」

2005年に設立して以来、4,100万以上のユーザーと66,000以上の企業が利用するオンラインストレージサービス。2014年より日本語版の提供を行っており、Personalプランでは容量10GBまで無料で利用できます。ただし、1つ250MBを超えるファイルはアップロードできないとの制限があります。特長として、WordやExcel、PDFのほか、Illustratorで使用される AIやEPS、Photoshopで使用されるPSDなど120 種類以上のファイルをプレビューできます。2016年9月にはGoogleとの提携を発表しており、Googleドキュメント/スプレッドシート/スライドの編集をBoxから行えるようにするほか、Google Springboardを用いたファイル検索機能の実装に向けて開発を進めています。

スマートフォンで使用する際に特長的な機能として、デバイスの紛失や盗難時にリモートでログアウトして、デバイスのBoxデータを削除できるほか、iPhoneで撮影した写真や動画をBoxに直接保存できるiOS用アプリ「Box Capture」も用意されています。


●50GBの大容量データが利用できる「MEGA」

50GBの大容量データが利用できる「MEGA」

無料で50GBまで保存できるという、今回紹介するサービス中で最も大容量のオンラインストレージ。特長として、PCやスマートフォンなどend to endでファイルを暗号化できるため、通信ネットワークに関わらずセキュアなアップロードやダウンロード、ファイル共有が行えます。

アプリは、iOSやAndroid、Windowsモバイル向けなどが用意されており、ファイルのアップロードや検索、ダウンロード、ストリーミング、共有など、アプリからすべての操作を行えます。ただし、Androidアプリは2016年12月時点で日本語表示に対応しておりません。


●Gmail と共通のアカウントで利用できる「Google Drive」+写真・動画に特化した「Googleフォト」

Gmail と共通のアカウントで利用できる「Google Drive」と「Googleフォト」

容量15GBまで使用できるGoogleの無料オンラインストレージサービス。全世界で10億人以上が利用するフリーメール「Gmail」と同じGoogleアカウントからログインすることで、PCやスマートフォンなどさまざまなデバイスから保存されたファイルにアクセスできます。一般的な画像や動画ファイルのほか、テキストドキュメントやスプレッドシート、プレゼンテーションファイルなどを保存することができます。

アプリからのアップロード方法も簡単で、追加アイコンからアップロードボタンをタップし、ファイルを選択すればGoogle Drive内のマイドライブに保存され、ここでファイルの表示や編集、共有などが行えます。ただし、ExcelやPowerPoint、WordといったMicrosoft Officeファイルについて編集などの作業を行うには、あらかじめPCでGoogle形式のファイルに変換しておく必要があります。また、スマートフォンのカメラで撮影した写真やPCに保存した写真を自動でバックアップする機能も備えています。

さらに、スマートフォンで写真や動画ファイルの保存、整理を行うには、iOS/Android専用のオンラインストレージサービス「Googleフォト」が便利です。特長として、16Mピクセル(約1600万画素)までの写真と解像度1080pまでの動画であれば、容量無制限で保存できる点が挙げられます。このうち写真ファイルの種類については、一般的なjpg ファイルに加えて、Googleが推進するwebpファイルが使用できます。現状では、スマートフォンで撮影される写真については、上記のサイズである高画質保存で十分に対応できます。ただし、一眼レフなどで撮影した写真を元のファイルサイズで保存するように設定すると、その分Google Driveで使用できる容量が消費されます。

また、Googleフォトでは、オンライン上で写真や動画の編集が行えるなど、ストレージ以外の機能も備えている点も便利です。加えて、Googleフォトからスマートフォン側のファイルだけを削除してROMの空き容量を増やす機能も備えています。その反面、Googleフォト上に保存された写真や動画を削除すると、同期されたスマートフォンにあるファイルも同様に削除されてしまうので注意が必要です。

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3-2.ハッキングや意図せぬ情報公開に加え、ユーザー側では対処できない固有のリスクも!オンラインストレージの注意点

オンラインストレージの注意点

このように、ファイルの直接アップロードやドキュメントの編集といった、さまざまな特色をもつオンラインストレージサービスが登場しています。こうしたオンライン上でのデータ可用性に対しては、通信ネットワークやデータセンターの障害によりデータにアクセスできない状況や、あるいはサーバー側でデータが消失してしまうといった、オンラインストレージ固有ともいえる不測の事態に備えて、重要なデータは1~2章で紹介した外部ストレージを併用して2重にバックアップしておく、といった備えも重要になります。

加えて、外部のネットワークを介して複数のユーザーとファイルの共有が行えるという利点には、裏返すと第三者による意図せぬ情報の流出や改ざんといった危険性が伴っていると言えます。そのため、ファイル自体にパスワードを設定する、もしくは暗号化を行っておくほか、オンラインストレージにアクセスする際も、セキュリティの不明なフリーWi-Fiなどから利用しない、あるいはVPNの導入などネットワークセキュリティを強化しておくといったハッキングへの対策が必要です。

また、オンラインストレージに限らないことですが、どのファイルを誰と共有するのか個別に確認を行う、といった日々の管理意識もいっそう大切になってきます。加えて、ビジネス向けのオンラインストレージサービスでは、第三者機関によるセキュリティの監査、認証なども行われており、そこでどのような項目が判断基準とされているのかチェックするのも良いでしょう。

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4.まとめ~外部ストレージとオンラインストレージサービスの今後

外部ストレージとオンラインストレージサービスの今後

以上、スマートフォンのコンテンツ大容量化に伴う、もう一つのデータ保存先として有効な各種の外部ストレージデバイスおよび、ネットワークを介してデータを保管、利用するオンラインストレージサービスについて説明しました。今後、こうしたストレージについて、多値化技術や記録密度の向上によるデバイスの大容量化が進むとともに、PCやスマートフォン以外にも、TVやビデオカメラ、ゲーム機といった家電分野への搭載や、IoTの普及によりドライブレコーダーや検針機器といったセンサデバイスでのローカルデータ保存用として活用も進んでいます。また、オンラインストレージサービスでも同様に、データの保管をメインとした機能にとどまらず、クラウド上でデータを利用し、オンラインでの会計管理や名刺管理といったサービスを提供するSaaS(Software as a Service)の役割が拡大しています。

こうした流れはネットワークの高速化やセキュリティ技術の向上に伴って、個人においてもSNS上への画像掲載とシェアに見られるよう、データの利用方法が所有から共有を前提にしたあり方へと移行しており、こうしたデータの可搬性をさらに高める点で、外部ストレージやオンラインストレージサービスのさらなる進歩が期待されます。

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